2019年6月29日土曜日

アドセンスはじめるってばよ

重要な活動資金の捻出

 来月(2019年7月)18日にいよいよ狩猟免許試験が控えているお肉屋さん猟師です。今月は狩猟免許習得を目指して、講習会にも行ってきました。銃猟の講習会と、罠猟の講習会です。その時のレポートはまた後日お伝えしたいと思っています。

 講習も無事終わり、猟師になることが近づいてきている訳ですが、重要な問題に気が付きました。それは活動資金が足りない!という事です。(;゚д゚)

 狩猟の世界は目指してみて初めて解りましたが、ニッチな世界です。非常に狭い業界です。ともなれば必要な道具や装備品は必然的に高価になります。そこで狩猟にこだわらず、比較的近しいであろう業界から装備品や道具を探してみる事にしました。

 以下はリサーチして得られた結果です。


 狩猟装備・・・高くて品薄

 ☆おめめを引ん剝くお値段と、おっ!これは良さげ、と思った製品の売切れ具合が見事にマッチ♪高くて品薄、これは構造的に致し方の無い事でしょうか・・・これは銃に関しても言える事だと思うのですが。金属(主に軟鉄)と木で出来た銃がうんじゅうまんえん。技術料?多分工作機械でドーンと作っているはずですから、技術料はそんなにいらないんじゃ・・・工作機械が高価なのか解りませんが、国内での銃の流通は非常に少ないわけですし、(ただしこれも推測の域を出ませんが)そうすると数の原理からいって薄利多売は不可能。そうすると非常に原価は安い気がしますなぁ。

 銃器の基本的な構造自体はイノベーションといえるものは起きていなさそうですし、設計年数を見てみるとこんなに古いの?というもの多々あるので、流通量により現在の国内での価格、相場が作られている気がします。事実、銃器について勉強を深めようとすると海外の英語サイトに良く行きついたのですが、その時に見る価格は・・・驚安ですドンキさんごめんなさい

 例えば僕が現在欲しいと思っているミロク製MSS-20は海外のサイトだと7,8万円で販売されていました!!海外製品が輸入に伴う諸経費などで高くなるのは否めませんが、輸出ですよ、輸出。ヤレヤレ ┐(´д`)┌ 一体全体どうなっているんだか・・・これは国内事情の賜物と推察した次第です。とすると価格にだけ着目すれば、逆輸入がヨロシですね。この場合の補償は得られない気がしますが。

 少し銃器の話で逸れてしまいましたが、国内で流通している狩猟装備品も恐らく同じような理由から高額で品薄という状態になっているものと思われます。日本国内におけるマーケットが小さいわけですからこの状態は致し方ないことでしょう。グヌヌ

 ならば!サバイバルゲーム業界はどうじゃ

 サバイバルゲーム(今後はサバゲ―と書きます)って今凄く人気があるようですね。全然知らなかった。小学生のころに一度エアガンブームが起きて学校で問題になった事がありますが、あの時以来の接触となります。あの頃は公園という公園の至る所に蛍光色のBB弾が落ちていて、色の種類を集めて競っているヤツもいましたなぁ ナツカシイ

 さて、アマゾンさんを覗いてみると出てくる出てくる。すさまじい数の装備品の数々と¥の先ほどまでの狩猟装備と比べての軽さ。嬉々として画面を眺めていた私ですが、レビューを見てゲンナリ。安かろう➭悪かろうの評価のオンパレードで使い物にならない気が。命をかけて(かな?)獲物と対峙する場面があるかもしれない狩猟時に、この評価で戦うには・・・うん。無理。

 ひと時の喜びの時間は過ぎ去り、サバゲ―装備の中でも高額な製品がある事に気が付いた私。説明を見ると 実物 となっていました。つまり実際の緊迫した場面で扱う事を想定した造り、いわゆるミリタリースペックというやつです。軍隊や法執行機関が扱う製品ですから、その信頼性は折り紙付きではないでしょうか。男心をくすぐるフォルムと、実際の使用から磨き上げられた製品の醸し出す雰囲気はもう購入のクリックを押すしかありませんな・・・



 おいっ

 メチャクチャ高いじゃん( ;∀;)実物シリーズ


 ここまで3R戦い抜き(狩猟装備・サバゲ―装備・実物装備)もう体力はほとんど残っていません。((?_?))あとは・・・あとはあれしかないんじゃないですか!



 そうです、登山用品



 同じような場所で使い、かつある程度の流通も見込める登山用品があるじゃないですか。そうです、やはり狩猟には登山用品ですよ。









 うーん、うーん









カ、カラフルやん


 鮮やかな原色や色とりどりの山でお役立ち間違いなしの登山用品たちはどれもー









カ、カラフルやん

 絶望的にカラフルなんです。

 えっ?何をお探しですかって?実は狩猟用の服を探していました。最初に見つけてこれいい!って思えたのが上下セットで4万円越え。その後さまざまなリサーチを行って辿り着いた結果が 今 です。登山用品はカラフル過ぎて狩猟には使えませんね、但し巻き狩りなど他者もいる状態での狩猟の場合はそれもメリットになりますが、僕は単独での忍び猟を目指していますので、その時に身にまとう服を探していた訳です。もちろん単独忍び猟でも他の猟隊がいないとは言い切れないので、完全なる迷彩は己の身を危険にさらしますのでいけませんが、イノシシやシカに対する迷彩効果を出しつつ、人間にはしっかり認識できる色をした服は結局のところ純然たる狩猟装備にしか補えませんでした。


 陸生大型哺乳類は人間でいうところの色盲に近いようで、赤い色が識別できないようです。青・黄の2色で色を判別している2原色の世界のようで、僕がいいと思った製品はオレンジ色の迷彩でした。この効果は無視できない効果です。そして高価。安全にも配慮し、かつ対象からは識別しにくいこの能力はお金で買えるならば是非とも手に入れたい能力です。ただでさえドのつく素人がいきなり忍び猟を行おうとしている訳ですから、ある程度の出費で収まるならばこういったところをケチるといけない気がするのです。

 こうして高額出費に腹をくくった私ですが、先立つものがなければくくった腹など無いに等しい片腹痛い存在です。これは活動資金の捻出が必要だと感じた理由です。クラウドファンディングで捻出したお金はありますが、これは利益を出して出資者の方へお返しする投資型で組成したので、いわゆる会社経理上の扱いは赤い色のお金、借入金扱いとなります。装備品にジャブジャブ使ってしまうと計画倒れになってしまい、ファンドの破綻を招きますのでダメ。


 資金の捻出には僕はもう一つ奥の手があります。それは勤めている会社の資金を流用することです。幸いな事に社長はここ最近、狩猟に対する理解が深まってきていますから大丈夫。会社の経理処理や税理士さんにも説明し易そうな装備品をピックアップし一覧を作成。さすがに銃や先ほどまで探していたハンティングスーツなどは説明しずらいので一覧からは除外します。


 
M     「社長!お話しがあります!」

社長   「おお、どうした?」

M     「いま狩猟用装備を選んでいるのですが、ファンド資金だけだと厳しいので会社の経費で購入する事ってできませんか?」
社長   「おお、どんなん買うんや?」

M     「一覧造りました。見てもらっても大丈夫ですか?」








社長   「おお。」








社長   「おおっ?」









M     「おお?」








社長   「・・・・・・・・・・高い。無理」



社長~~~~!!!!




 万策尽きてこれまでかと思われたその時!


 グーグル先生の広告が目に入りました。アドセンス?

 そんな仕組みがあったのか!目からうろことはまさにこの事。活動資金の捻出、やってやろうじゃありませんか。足りない金額は一時ボーナスを廻しておいて、後で必ず回収してやりますとも。後はアフィリエイトも取り組んでみようと思っています。カタカナで書くとふんわりしていてアレですが要は紹介と仲介の手数料を頂く仕組みですね、これ。

 さて、目指すべき方向は定まったのですがこの実現のためにはサイトを訪れてくれる方を増やしていかなければなりません。つまり僕の記事に価値を出していく、という取り組みを行うという事です。この実現には先ほどまでのリサーチが役立ちそうな予感です。

 製品やモノの価値は一面的でなく、多面的な要素があります。同じ製品やサービスでも使用者や利用者が選ぶ理由は人それぞれ、十人十色。僕は実際に自分で使用したものしか紹介できないと思いますが、僕が紹介する価値は見る人によって変わってくると思います。狩猟で扱う装備品などが主な候補となりますが、僕が狩猟で使用して感じた価値は、他の方から見た時に、狩猟以外で価値を感じてもらえるような伝え方が必要と思います。

 例えば僕は今のところですが、狩猟時に履いていく靴はモンベルの 

”ツォオロミーブーツワイド”

という靴を履いていく予定です。この靴に行きついたきっかけは様々な理由がありますが、この靴を選ぶときに参考にした情報は実際に狩猟を行っている方達だけでは無いという事実があります。狩猟時の足元に登山靴の選択をされている方もいましたがどちらかといえば少数派です。しかし自分の目指したい狩猟のスタイルや、自分の足の特性、そして現在の狩猟を行いたい候補の場所での使用感からこの靴を選んだのです。

 この選択が正しいかは今後の活動次第ですが、このように狩猟者の意見だけでは選ばなかったという事実は間違いのない事実です。これってすごく大事なことだと思います。参考にした意見は
  1. 勿論 狩猟者
  2. サバゲ―マーの方々
  3. 登山愛好家
  4. 林業従事者の方々
  5. トレラン愛好家
  6. そして現場に足を運び、使用感を確かめた自分自身
以上になりますが、こうやって見てみると様々な方の意見を参考にしています。これを逆の立場から考えてみると、仮に僕が靴のレビューを書いた時に狩猟者の方だけが参考にする事は無いのではないか、という事です。同じフィールドで活動する方なら同じような悩みや達成したいことがあるはずです。こういった価値を伝える事ができれば僕の目論見も達成できそうな予感です。

 捕らぬ狸の皮算用とならないように

 今後も夢の実現に向けて頑張っていこうと思います。

 社会貢献とビジネスの一体化を目指して


応援宜しくお願い致します!!

↓↓ 押忍




 



2019年6月23日日曜日

狩猟デビュー?( ゚Д゚)

     信じれば成る

 去る6月の17日、何と狩猟デビュー?してしまいました!勿論まだ免許は取れてりませんのであくまで雰囲気を味わっただけですが・・・(笑)


 僕は昨年度より猟師を目指して活動を始めましたが、このブログを書いている現在ではまだ狩猟免許は合格しておりません。が!信じて行動していると目標は達成できていくようです。

 僕は兵庫県内のお肉屋さんに勤めています。働いている会社の社長が、お風呂が非常に好きで、良く近所の温泉に行っています。その温泉で、地元の猟友会の事務局長を務めていらっしゃる方と偶然友達になっていました(!)しかもその方は、社長の奥さんの高校の先輩だそうで、すぐに意気投合した模様。

 僕が会社の新しい取り組みとして狩猟を行いたいと言った当初は、あまり乗り気ではなかったと思うのですが、ここにきて少しずつですが乗り気になっていた時に、この巡り合わせ。何か事がトントン拍子に進んでいくので、僕の方がついていくのに精いっぱいな感じです。

 この地元猟友会の方が、今度イノシシが捕れたら、持っていきますと仰っていたと社長から聞いてはいたのですが・・・


 17日の月曜日、いつものように仕事をこなしていると社長が興奮気味に、「ちょっと時間あるか?」と聞いてきました。どうしたんですかと尋ねると、「前お風呂で仲良くなったHさんが、罠にかかったイノシシがおるから見に来るか?って聞いてきてるけど、どうする?」と。


 行きます!!!!ビシィィ(`・ω・´)ゞ


 ええ、それはもう即答でした。

 一人じゃなくて、二人で来て欲しいというHさんのご希望があったので、もう一人連れていく事になりました。時間は午前10時ごろ。集合場所はHさんのご自宅との事で、社長に案内してもらい向かう事に。車で3分ほどのところにあるご自宅で、事務局長を務めていらっしゃるHさんと初対面。




Hさん 「おおー。君が狩猟を行いたいって言ってる子かー」

M     「初めまして!これから宜しくお願い致します!!」




 社長が、僕が行おうとしている事は話してくれていたので、非常にスムーズ。折角だから体験してほしいというHさんの計らいで、一緒に連れて行って頂ける事になりました。
ここで社長は退散。僕の勤めているお肉屋さんの社長は生き物が大好きで、本当に大好きで今からとどめを刺すという場面に立ち会う事は辛かったようです。

 Hさんの自宅からこれまた車で3分のところに移動。農道を少し走り、山の麓に着くとここから山に登るとの事。傾斜50度はあるかという急な斜面をスイスイ登っていくHさん、御年70歳!!39歳の中年メタボリックはたかだか数分の坂道に息も絶え絶え、もはやこちらのとどめが刺されてしまいそうです('Д')
 

Hさん 「おいおい。そんな調子じゃ猟師にはなれんぞ?w」

M     「ハアハアはいハアハアちょっとハアハア痩せないとハアハア駄目ハアハアですよねハアハア

Hさん 「そうやな、その体では山は無理やぞWタバコも吸うとるんやったらやめなあかん。山に入るんやったらな。」

M     「ハアハアはいアハアハアハアハアハアハ


 十数年甘やかしてきたわがままワガママボディが重くのしかかってきます。時間にして数分、罠の位置に着きました。


 
Hさん 「着いたぞ。ほれ、あそこや。」

M     「ハアハアえっ?ハアハアどこですか?ハアハア

Hさん 「あの木のふもとや。よう見てみ。おるやろ。」

M     「(・・?(・・?・・・!いた!」









 僕は最初なかなかわからなかったのですが、やっと判明。写真ではしっかりと見分けがつきますが、これは発見後に更に寄って撮った写真。野生動物の擬態能力はすさまじいものがあります。イノシシの形状は勿論知っていましたし、何度も見てきました。しかし実際の猟場で見ると、なんと見分けのつきにくい事か。自然に完全に溶け込んでいました。これではそう簡単に見つける事は出来ません。ましてや罠にかかり、身動きの取れない状態で アソコ! と指定されて瞬時には解らなかった訳でありますから、これは心してかからねば、とてもじゃありませんが捕れそうにもないと思いました。

 山の斜面の木の麓にくくり罠が仕掛けてありましたが、なんという確率。広大な山の中の面積に対して、写真のイノシシ、しかもウリボウの左後ろ足の面積はまさに干し草の中から針を探すような至難の業。Hさんの熟練の技術が垣間見えます。なんでもけもの道を毎日見回り、次の行動を読み畑や田んぼに降りてくるルートを考えているそうです。どこで寝ている、どこでエサをとるなどはある程度把握しているそうで、けもの道もこの山の中ならほぼ把握しているそうです。



Hさん 「さあ、いつまでもこのままではかわいそうや。とどめ刺さなあかん。」



 麓について山の斜面を上がって行くときに、体にたすき掛けしていた銃を取り出しました。狩猟期以外で罠にかかっている獲物のとどめを刺す場合、地元自治体の許可が必ず必要になるそうです。

 年季の入った銃の包みから銃を取り出したHさん。出てきたのは水平2連銃でした。槍も持っておられましたが、一息にとどめを刺してあげないとウリボウやし可愛そうやな、と仰いながら猟友会の安全ベストのポケットから装弾を取り出すHさん。装弾は散弾銃ですが1発もののスラッグ弾と呼ばれるものでした。


Hさん 「ええか?よう見とき。」

M     「はい。(;゚д゚)ゴクリ…」



 最後の抵抗か、罠から必死で逃げようとするウリボウ。少しの間(ほんの数秒ですが)狙いをつけた後、山の中に轟音が響き渡ります。





 ドーン!


 先ほどまで必死に動いていたウリボウ。一つの命が奪われた瞬間です。キーンとなり続ける鼓膜。

 すぐにHさんが動き出します。



Hさん 「狙った場所はこの耳の後ろや。まだ微かにうごいとるやろ。このあいだに心臓刺して血抜きするんや。せやなけんかったら肉があかんくなる。」



 慣れた手つきで腰のナイフシースから、これまた年季の入っていそうなナイフを取り出すと、心臓を一突き。流れ出す血。あたりに独特の匂いが立ち込めます。



 予期せぬことから狩猟体験をした私。猟師を目指していた僕はこう思いました。

 これは非常に大きな責任のある事と。そしてそれに向き合い続けて行かなければいけないと。人間の都合で生き物の命を奪う訳です。今日の体験は本当に貴重な体験となりました。

 こののち、会社にイノシシを持ち帰り、屠畜しました。僕は仕留めた獲物を必ず有効活用するために、牛や豚の屠畜を屠場で何度も見学し、練習してきましたのでこの屠畜は問題なく行う事が出来るのですが、ここは折角なのでHさんにご指導を兼ねてお手本を見せていただく事に。ある程度説明を受けて、皮を少し剥いだところで選手交代。

 皮をはいでいる時にまだ温かい肉と、命を失ってはいますが目がずっと僕のことを見ているようで、先ほどまで生きていたんだな、という実感を感じながら肉の一片たりとも絶対に無駄にはしないと誓いました。因みに野生鳥獣を精肉にして販売する場合は、特別な許認可と施設が必要になります。僕達はしばらくはお惣菜としてしか販売できませんが、この特別な許認可と施設もゆくゆくは作っていきたいと考えています。


                                                                     ↑これが記念すべき1頭目!!


 このブログを書いている今日、記念すべき一頭目のイノシシは僕が自ら捌く事にしました。枝肉重量8kg。カタ肉とモモ肉はミンチにするために捌き、ロース・バラは分割せずに骨付きのまま明日のお昼ご飯に。肩ロース肉は試作品として焼豚風に加工してみます。ロース・バラは骨付きのままなので正確な産肉量はわかりませんが、おおよそ60%ぐらいの感じです。牛肉75%、豚肉70%は僕達が扱う平均的な歩留ですが、この60%という数値は
  1. ウリボウであるためにまだ筋肉が発達しておらず、肉の量が少ない
  2. 罠にかかっていた左側が痛んでいる箇所が多く、精肉とならない
  3. 牛肉・豚肉は品種改良の結果、産肉量が多いため、野生のイノシシは千差万別
  4. 1週間枝肉で熟成させておいたために水分が蒸発し、重量が減っているため
 以上の理由によるものと考えています。因みに1週間熟成した根拠は死後硬直のとれる時間を考慮したためです。死後硬直は動物の筋肉で必ず起こる現象ですが、豚肉の場合は1週間が目安。遺伝子的にほぼ同類のイノシシもそれを目安にしたところであります。普段捌いている肉とあまりに勝手が違うために、枝肉から大分割し捌き終えるまでに30分もかかりました。僕達が主に扱う豚肉の1頭当たりの重量は80~70kgありますから、約十分の一、この豚肉を丁寧に捌くと半分で30分弱かかりますから、今回の作業効率は約1/5といった感じになりました。

 筋肉は飼育期間が長くなるほど固くなる傾向があります。鶏肉のヒネ鶏が固いのはこれによる一因があります(妊娠にともなうホルモンの影響などもあります)。今回のウリボウはメスで生後5か月程度と推察されます。非常にお肉が柔らかかったです。生体重は目視では20kgと推察しましたが、枝肉重量から考えると15kgほどだったかもしれません。


 ミンチにしたお肉はコロッケに加工してみようと考えています。骨付き肉のリポートはまた次回以降にさせて頂こうと思っています。


 
 自分の決めた目標に向かい、信じて行動していると、ひょんなことから実現してしまった回のお話しでした。



 
命の有難さを感じた方は押して下さい↓↓↓



 応援よろしくお願いします!!


2019年6月21日金曜日

双眼鏡購入!!

サイトロン TAC MS-832




 今日は狩猟装備の中でも特に僕が注目しているものをご紹介します。





倍率 対物レンズ径 プリズム 1000m先の視野 射出瞳径 明るさ 実視界 重量 防水
TAC MC832 8 32mm ダハ 131.1m 4.0mm 16 7.5° 560g 完全防水
サイトロンジャパンさんのHPから拝借。


 なぜ双眼鏡かというとそれは獲物を先に見つけるためです。双眼鏡についてはかなりの時間を下調べに費やし、候補を絞り、実物を何度も店舗でですが、試してみました。実際にフィールドで使用した訳ではないので、これが一番という訳ではないのですが。
 
 このサイトロンジャパンのTACシリーズは自衛隊に供給もされている商品でその性能は折り紙付きです。軍隊で(自衛隊は厳密には違いますが)使用されているわけですから、狩猟時の状況と似ているのでは、と考えてこれにしました。装備品の重量も考え、もっと軽い”TAC 36M”や”SAFARI M35” という商品もあったのですが、(しかも迷彩柄でかっこいい!)見えやすさに重点を置いて考えた結果、このMS-832にしました。このMS-832の上位機種、という位置づけかは解りませんが、”SAFARI327 MR” という商品もあったのですが、こちらはサイズと重さ、そして実視界の明るさでMS-832の方に軍配が上がり、候補から外しました。もちろんその他のメーカーさんもかなりリサーチし、迷いましたがこちらに決定。

 選定基準は

  1. 倍率 8~12倍
  2. 対物レンズ径 30~32mm
  3. 重量 500g前後
  4. 完全防水
  5. 明るさ 
 以上の条件を満たし、かつこのMS-832を選んだ理由は頑丈さ、です。インターネットを使い双眼鏡をリサーチしてみると、狩猟で様々な方が光学機器について書かれていますが、選定基準はおおむね上記の5つをお考えになっていました。更にそこからサバゲ―マーの方の情報や、登山やバードウォッチングなど比較的環境が似ている方の情報を集めて選びました。

 僕が目指している狩猟のスタイルは、先に気づき、仕留める忍び猟です。それには双眼鏡などの光学機器を用いらなければ先に気が付くことは至難の業だと思いました。それは実際に忍び猟を行われている方の発信している情報からも見て取れます。双眼鏡はかなりこだわりを持って、選ばれている印象です。稀に単眼鏡を用いられている方もいましたが、これは装備品の重量を極限まで減らす工夫のようで、双眼鏡との性能の差を経験や技術で補われているのでしょう。

 僕はまだ猟師経験0の状態ですから、先に気づく第一歩のところ、光学機器は出来るだけ良い物を選んでおいた方が良いと考えました。更にはこの8倍率のMS-832は、僕が銃に取り付けを考えているスコープの倍率と同じで、双眼鏡で覗いてからスコープを覗くと、まったく違う視界で狙いをつけるどころでは無かった、ということも防げるのではと考えています。まあまだ一度も使っていませんので推測の域ですが、こういった事を考えて、実際との差異を楽しむことも貴重な経験となると思っています。今の時点で気になる点は560gの重量と、実際の明るさです。ペットボトル1本分以上の重量がありますから、この選択が吉と出るか凶と出るか。そして良い光学機器は肉眼よりも明るく見えるとの事で、薄暗い森の中で野生動物を出し抜く力があるかどうかが気になるところであります。

 後はこの高性能な双眼鏡を使いこなす技術を僕が身につけなければなりません。どれほど道具が優れていようが、扱う者の力量次第では宝の持ち腐れにもなりかねません。狩猟期間が始まる前に、実際の現場でしっかりと使いこなす練習を積んでいきたいと思います。

 


 気になるお値段ですか、メーカー希望小売価格 ¥55000 越え!!!!!

 オッフ('Д')

えーと、オペラグラスにしようかなー


 これは10年以上使わないと元が取れそうにもありませんね・・・アマゾンやヤフー、楽天市場をざっと探してみましたが、どれも4万円台後半。グヌヌ・・・

 ビックカメラのWebで4万円台前半を発見!これ以上の安値は無いか、と購入を諦めかけていたのですが、ふとヤフオクを覗いてみると、あった!3万円台!しかも新品です。この際なら中古品でもと考えていましたが、38,500円で出品されていました。

 しかも非常に評価の高い出品者の方だったので、思い切ってボタンをポチッ 


 ・・・・・・・・・・


 買っちゃった

 しかしよくよく考えてみるとおおよそ4万円。

 
 来月からしばらくカスミでも食べる仙人にならなければ生きていけそうにありません。

 皆様も衝動買いには十分に注意しましょう。

 さて、一週間ほどで手元に届く予定なので、使用感などをまたご紹介したいと思います。


 物欲を抑えられない似た者同士は黙って押す↓↓↓

 応援よろしくお願いします!!

聞き取り調査

聞き取り調査
 
 根掘り葉掘り

 聞き取り調査とは、公安委員会が対象者が銃を持つに相応しい人間かどうか見極めるために行う調査です。さて、私は無事この調査を超える事が出来るのでしょうか?


 実銃を所持するには様々な試験や調査が行われます。現在の日本において銃を用いる、所持する事は至難の業であります。(少なくともそう勝手に思っていました)初心者講習、考査を無事に終え、意気揚々と所轄警察に向かった僕に新たな試練が。

 2月某日。担当刑事さんからこれからの流れの説明と、この身辺調査についてお話を頂きました。そして僕の今までの人生について軽く説明。



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




担当刑事さん 「よっしゃ、君の経緯は解った。それじゃこの聞き取り調査についてやねんけど、君にはこれらの人に対して話聞くから。」




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




 その対象の人たちとは?

  1. ご近所さん2名
  2. 自治会長
  3. 同居人
  4. 会社社長
  5. 元妻・・・?!!! 
 
 1~4はわかりますが、何故に5?そして更なるピンチは1~4。まず独身中年としては近所付き合いの  もしておりませんのでピンチ、自治会長?誰か解らない・・・会社社長?やってみろとは言ってくれたものの心変わりしたらどうしよう・・・心配事ばかり浮かびながら、更にはこれらの方に自署で同意書の記入を義務づけられました。A4用紙一枚、なんて重たい紙なんだ・・・


 帰宅中にこんな事を考えながら運転していました。



 ここは唯一のご近所さんで知り合い、お向かいのIさんに頼るしかない!と思い早速向かいました。徒歩数秒。




 ピンポーン



M   「こんにちは!お久しぶりです。」

Iさん   「あら、久しぶりー。元気してるん?今日はどうしたん?」

M   「実は・・・カクカクシカジカ、銃を所持したいのですがこの同意書にサインをお願いしたいんです、それに後日警察署から刑事さんが来て、僕についての聞き取り調査を行うんです。ご協力お願いできますか?」



挨拶だけはしっかりしてきましたが、さすがに急に銃について頼まれたら・・・どうなる・・・!



Iさん   「えー!!そんな事が起きてるんや!TVの中だけの話かと思ってたわ!すごいやん、頑張り―!」

M   「(?!)あっ、はい!」


Iさん   「何人ぐらいこの紙書いてもらわなあかんの?」

M   「全部で6人、ご近所さんは後1人、後は自治会長さんです。」

Iさん   「ご近所さんって苗字同じでも大丈夫?姪っ子呼んでくるわ。それと自治会長さんはあの交差点の向かいの大きいお家、Aさん。私の名前出して大丈夫やから。」

M   「(?!)あっ、はい!」

Iさん   「刑事さん来たら任せとき~!ばっちり言うとくわ!!」

M   「(?!)あっ、はい!」


 あまりにあっさりと進んでしまい、そして自治会長さんもお知り合いの様子。しっかりお礼した後、後日美味しいお肉をお持ちする事を心に固く誓い、自治会長宅へ。


 立派な構えのお家のチャイムを鳴らし、あいさつ。不審がる顔で要件を聞かれたので丁寧にかつ詳細に説明させて頂きました。すると、そんな大事な話は家に上がってしてもらうわ、と応接室に招かれそれからこれから行いたい事なども説明させて頂きました。

 儂が自治会長勤める地域で、ましてや儂の同意が必要やと言われて何かあったら儂にも責任がある。しっかり話聞きたかったんや、と仰い同意書にサインして頂く事が出来ました。最後に取り急ぎ近所のコンビニで買ったお菓子の詰め合わせをお渡しし、無事終了。話す事に夢中になり、お渡しするのを忘れかけにw



自治会長 「ところで儂のこと誰に聞いて来たんや?」


M    「僕の自宅の向かいのIさんです。」

自治会長 「やろな、ていうか君が来る前に電話あったんよ。」


M    「(?!)あっ、はい?」





 ご近所Iさんのスーパーアシストの連発で見事難関を乗り越える事が出来ました!後日美味しいお肉をお持ちしたことは勿論の事であります


 さて残る難関は・・・元嫁。気が進まない私でしたが、こんな事でくじけている場合ではありません!早速TEL。



 


M    「久しぶり。元気してた?」


元嫁   「あー。てか何の用?」


M    「実はカクカクシカジカ。」

元嫁   「あー。無理。」


M    「あっ。」



プー、プー、プー、


コロス!!(''_'')


 電話を切られました。


数秒後


元嫁   「あー。うそうそw怒ったやろ?」


M    「いえいえ!!本当でございますか?」

元嫁   「なんか面白そうやん。あたしにも撃たせてくれるなら♪♪」


M    「無理。」



元嫁   「それが無理なら何か肉頂戴!!」


M    「お安い御用でございます!!!」



 こうして非常に難度の高い交渉が成立し、無事難関を突破。

 改めて元嫁の変わりぶりを確認した次第であります。

 離婚歴のある人間すべてがこういった事を要求されるかは定かではありませんが、後で元嫁にどんな事を刑事さんから聞かれたのかを聞いてみると、それはもう根掘り葉掘りすべてを聞いてきたそうです。何と離婚の原因についてや、子供に対する接し方まで。これはDVなどがあったかの調査が主なようで、暴力的な人間かどうかを見極めるために必要としたようです。


 僕の実直な、かつ高尚な人間性の全てをさらけてくれた元嫁ありがとう!人生で一番愛おしく思えたよwwwけしてお肉て買収したわけではありません!!キッパリ


 それから社長に対する調査なども無事に終わり、何とか身辺調査は終了した次第であります。このことから思ったのは、本当にこの人間に銃を持たせて良いのか、トリガーを引く指に責任と倫理はあるか、こういった事を確認していたのだなと思いました。銃は所詮道具。扱うのはあくまでも人間。扱う人間によって凶器にもなります。僕はこれから手に入れる銃で、社会貢献と事業の一体化させることを実現します。

 狩猟を目指したことで、様々な事が起こるものです。



応援宜しくお願い致します!!


↓↓ 元嫁と仲良くする方法伝授してもらいたい方は黙って押す♪