ジャンボイノシシ恐るべし!!
デカすぎるのはいささかです。
昨日8月24日、地元猟友会の方が、(ちなみに僕の師匠)有害駆除でジャンボなイノシシをゲット。ちょうど会社の仕入をするために、卸売市場に来ている時に、複数の会社社員からLINEが連発。何事かと見てみると・・・
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うーん
何じゃ?これ?
で、でかい!!
軽トラの荷台横幅ぱんぱんやん・・・
イノシシの屠畜は僕しか会社で行えないので、とりあえず待っていてと返信。荷台に積み込むのもこれは大変だっただろうなぁー
後で聞くと、村の人3人に手伝ってもらって4人がかりで積み込んだらしい。僕の師匠は御年70歳。元気やなぁ。
黒毛和牛の買い付けをするため市場に居た僕の携帯をチラ見して同業者さんも(+_+)びっくり!
なにそれ?と聞かれたので「イノシシ、・・・らしいです。」と答えました。夏場でもこんなデカくてまるまるしているなんて、本当に珍しいと思います。
土曜日だったので、会社も忙しくなかなか屠畜できない状態だったので、師匠が「今日は儂がするわ!」と言ってくれたので一安心。あのでかさ一人でしてたらお肉屋さんの仕事出来ません。
まるまるとした巨体は、脂ののった( ゚Д゚)状態。このように夏場で脂がのっている個体は、餌場が近くにあり、かつ移動距離の少ない外敵のいない環境でなければ育ちません。つまり畑のすぐそばの山に、人が入らない場所で何年間も過ごしてきた個体である、という事です。
昼から僕も屠畜に参加。腹回り、背中の部分と3cm程度の脂がのっていました。
驚異の生体重量130kgオーバー
雄・推定年齢6歳
専用の作業台の上で、少しずつ皮を剥いでいきます。皮を剥ぎながら、このイノシシがどうやって育ってきたかを師匠に教えてもらいました。
以下師匠談
「こんなイノシシは、この辺では珍しい。畑の野菜たっぷり食って、安全な場所に長い事おったんやろなぁ。それにしても盛りの時期の傷も少ないな。11月ごろに雌をめぐって雄同士激しくやりあうんや。牙で攻撃した時に、出来る傷が少ない。古傷はこんな感じで後が残るんや。特に発情期の雄は腹回りが傷だらけで、膿が出るから使いもんにならん場合が多いんやけど、このイノシシは去年ほとんどやられてないな。」
飼育されている豚の事は、さまざまな牧場さんを見学させてもらっているのでそれなりに知識はありますが、イノシシは素人です。通ずる部分もあるかとは思いますが、個体からその生涯を推測する事は今の僕には出来ません。
脂ののった個体だったので、皮はぎも超絶丁寧に行いました。一時間かけて剝いた巨体
はこちら。↓
はこちら。↓
このデカさ!!隣に比較で置いた黄色いライターが小人のように見えます。この写真に写っているのは長さの半分ほどです。ゴライアス!
冷蔵庫に吊るした全部の状態でこの大きさ。図ると150㎝ありました。ながーい
因みにこのイノシシはくくり罠でゲットした師匠。仕掛けた罠の見回る順番間違えてたらこいつ多分逃げてた、と言っていました。ワイヤー限界状態だったみたいです。
僕の地元でもこんな立派なイノシシいるんだ、と思いました。今年が猟師初年度になる僕ですが、いつかこんな大物をゲットしたいと思った日でした。
このままの状態で、1週間熟成させて捌きます。今から楽しみです。出来る限り丁寧な仕事を行い、美味しく頂く事が僕に出来ることかな、と思っています。
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